探偵にはどういった仕事を依頼できるのでしょうか?

調査項目

  • 浮気調査
この調査は異性関係を調べる探偵業務です。探偵へ相談される案件の中で一番多いのがこれ。従来は女性からの依頼がメインでしたが、最近は男性から女性を調べて欲しいという依頼もあります。女性が浮気・不倫することも多くなっているようです。
 
報告書として調査内容の提出になります。浮気調査では対象者の異性関係を徹底的に調査します。調査対象者の行動を写真撮影・DVDやVTRにまとめて整理します。
 
浮気調査でも離婚を目的に依頼する場合もあります。その場合は裁判でも有力な証拠になる調査報告書を作成してもらえます。裁判に勝訴するためには、それなりの信憑性がある証拠が必要です。これは探偵事務所でも腕の見せ所になります。浮気調査で離婚を想定しているならば、しっかりとした資質の探偵事務所を選ぶべきでしょう。
 
浮気調査は交際相手を特定したり身元を調査したりするケースもあります。依頼者の調査目的によって、調査項目を追加するようなパターンになります。
 
 
  • GPS調査
調査対象者の自動車にGPSを装着して行動を調査する方法ですが、最近はGPSの制度が上がってきて素行調査や不倫調査に利用されるケースが増えています。対象者の素行が掴みにくい場合に有効です。事前の行動情報が不足している場合には貴重な情報になりますし、対象者が長距離移動を頻繁にする場合にも使われます。
 
不倫調査の場合にはGPS調査をすれば、対象者がラブホテルやシティーホテルなどの駐車場に駐車した情報も分かります。ホテルの入るときや出るときに写真や動画で撮影して証拠を押さえる場合でも使えます。
 
GPSについては探偵事務所からレンタルする場合と、購入する場合があります。設置するのは難易度もあります。依頼者にスキルがあるならば設置することもありますが一般的には探偵事務所が担当することが多いです。
 
調査している間は専用のアプリを使って依頼者が対象者の行動をリアルに分かるようになっています。探偵事務所と連携しながら悩みを解決してゆけます。ですが下手にGPSを設置していると調査対象者にバレることもあります。GPS調査を依頼する場合は実績があり経験豊富な探偵事務所を探すようにしましょう。
 
 
  • 盗聴器発見調査
ここで使う盗聴発見器は市販されているものではなくて、プロフェッショナルの探偵事務所が購入したものです。盗聴される可能性がある場所を徹底的に調査してくれます。
 
警察への被害届の提出方法や指紋から犯人を特定するアドバイスなどもしてくれます。盗聴器発見調査は個人だけでなく法人からの依頼も増えています。引っ越しする前の新居の調査でも盗聴器発見調査のニーズがあります。
 
 
  • 結婚信用調査
この調査は交際相手の身元調査と似ています。社会的な信用性はどうなっているのかとか身元の確認の調査がメイン。聞き込み調査調査が中心になり、SNSサイトからの情報もチェックしてくれます。会社や友達関係の風評・趣味趣向などの生活態度・離婚歴・健康面などの情報の確認が多いです。
 
自分自身の結婚相手や娘や息子の結婚相手を調べたい親からの依頼もあります。特に遠距離恋愛の場合は相手の情報が不足しているので依頼をするケースが多いです。
 
 
  • 雇用調査
企業が新規採用する場合に採用対象者の適正を確認する調査です。前職を退職した本当の理由・個人情報にウソがないかどうか・資格や過去の実績の信憑性・ライバル会社との関係や生活状況などが調査されます。
 
 
  • 素行調査
対象者の普段の行動を調べるパターンですが、こちらの目的は会社に雇われている社員の営業の動向を調べたり、お子さまの下校時の行動を調べたりする調査です。尾行調査とか行動調査などとも呼ばれます。車・バイク・自転車・徒歩で備考し、報告書を作成します。いつ・どこで・誰と・何を・どうしたなどの調査報告し写真・DVD・VTRで証拠を押さえます。
 
 
  • 行方不明者調査
人探し・家出人調査などと呼ぶ探偵事務所もあります。浮気調査・不倫調査と並んで多い依頼です。警察でも発見できない案件で不明者を見つけるケースもあります。人探しの場合は探偵事務所を利用することが多いです。
 
見つかるか見つからないかは調査対象者の情報量や難易度によって依頼を受け付けてくれない場合もあります。情報を手がかりにして不明者の行動を絞り込んでゆきます。
 
情報としては次のような項目があります。携帯電話番号・趣味・パスポート・健康保険証・車種・ナンバー・パソコンの閲覧履歴・検索履歴・郵便物・レシート・クレジットカードの利用履歴などです。
 
これらの情報を元にして行方不明者の調査が開始されます。調査対象者の近隣や友達への聞き込みも含まれています。発見した場合は所在調査も行うこともあります。
 
この調査で大事なことは依頼に必要な情報を全て探偵事務所に開示すること。また契約する場合は料金をしっかりと確認しましょう。情報量が少ない案件では長期の調査が必要です。1か月で数百万円かかることもあります。
 
 
  • ストーカー調査
この調査の目的はストーカー行為の情報収集になります。弁護士と連携をして問題解決するのが一般的。素行調査に近いですが再発を防止するために法的処置のアドバイスもしてくれます。警察に提示できる情報を集めることがポイントになります。
 
 
  • 企業信用調査
対象会社の信用調査をしますが、聞き込み調査がメインになります。取り引き先の経営状況・詐欺会社ではないかどうか・不正商品の流通ルートの洗い出し・不適切団体へ加入していないかどうか・債権回収ができる会社かどうか……などが多いです。
 
調査内容に関しては調査できない探偵事務所もあります。従来は興信所が調査をしていましたが、最近は探偵事務所が探偵します。市場調査なども含まれている場合もあります。
 
 
いかがでしたでしょうか?探偵事務所ではいろいろな調査ができますが、依頼できない調査もあります。
依頼できない調査は社団法人日本調査業協会が決めた内容です。これに違反すると警察から改善指導が入るのです。
 
別れさせる工作をしたり、仕返しをしたり、盗聴や盗撮・のぞきを受け取ることは禁止されています。
またクレジットカードの利用状況などの金融データの確認や電話番号から身元を調査したり、サラ金の利用状況確認や銀行データの確認は法律違反になります。テレビドラマでやっていることが実際できるとは限りません。違法な調査を進めてくる探偵事務所は利用しないほうがトラブルにならないでしょう。

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